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無題
2009.09.22 Tuesday 16:14 | 小説
政秀の話をふと思い返して、はたと思い浮かぶことがあった。
果たして、自分が政秀に教わるまで知らなかったようなことを、彼の蝮に寵愛されて育った隣国の姫が知っているであろうか。
ふむ、と自分の考えに頷く。疑問と同時にぽんと浮かび上がった解決策を自身で肯定したのだ。
それから一刻ばかり経った後である。
濃姫は寝所で短檠に向かい、今後の不安と現状の所在なさに独りすごろくなどをしていた。
出で立ちが美しいとは言え、何よりあの「うつけ殿」である。
一度婚儀の間顔を見たきりである彼は、窮屈な物が嫌いらしく、婚儀中も幾度となく抜け出しては傅人の平手政秀に捕らえられていた、という話を耳にしている。もしかしたら、この儀式も面倒だと言って、今宵この寝所に来ないかもしれないのだ。
初夜をすっぽかされたとなれば、乙女の恥である。美しいともてはやされて来た帰蝶であるから、信長に余程の理由がなければ、死んでしまおうかと本気で考えてしまうだろう。
父道三からこの話を聞いた時問われた質問に、はい、と答えていれば良かったとすら考え、小さく溜め息を吐く。
と、廊下を駆けてこちらへやってくる、少々粗雑な足音が聞こえたかと思うと、突然に襖が開かれた。
驚いて顔を上げると、顔を真っ赤に上気させた夫がいるではないか。
「俺は信長だ」
そう言って寝所に足を踏み入れた信長に、暫し時を奪われた帰蝶は慌てて居住まいを直し、すごろくをのけとてんやわんやである。
「帰蝶にござりまする。ふつつかでございますが、行く末、宜しくお導き下さるように」
細くも肉付きの良い指を付いてやっとそこまで挨拶すると、帰蝶は一つだけ安堵した。
どうやら、乙女の恥は免れたようなのである。
国盗り物語三巻目のふすまをカラリと開けて「おれは信長だ」のシーンが如何してもによによだったので、バサラに置き換えてみたくなった東です。
司馬さんの国盗りの信長だと、バサラに脳内変換してみたら草が生えまくるのはどうしたらいいのですか/
信長の思案が何であるかは国盗りを読めば分かります。
まあ言ってしまえば「笑い絵」ですね。全く笑えないけどな!何故見せた信長!変態か!←
(違う目的だったって分かってるけどつい言いたくなっちゃう。そんなお年頃)
「あの禿は何をいっている」とか小声とは言え、当人の前で言っちゃらめでしょ!
何だか史実信長の好感が上がりました。何だかとても草生えますがねwww
つか信濃結構ラブラブじゃまいか/
そして司馬さんは結構光濃派と聞き及んでいたのでwktkしてたのですが、成る程。光→濃なんですね!
ちょっと目が合っただけで狼狽しちゃうなんて、光秀はやっぱ好きだ!
史実の光秀はかわゆくてならん。けしからん、もっとやれ!みたいな気分になるよ。
そんな東でした/
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