それは大したことない日常

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はーい、例の発作でーす。
また長くなるだろうなあって溜め息吐きたい東です。
うん、書こうか書くまいか考えて二日の猶予だった訳ですが、結局です。だって、なんだか寒気がするんだもん。

えーっと、改めて澪にはごめんなさい、を。
だって、いくら慣れてるったって（そこに私は吃驚したけど）、あんなもん、いや、これは失礼か。訂正、ああいうもん、を昼間とかから見るもんじゃないし、なんとなく、謝らないと駄目な気がするって言う私のエゴです。すみません。

んで、なんだろうね。私って、そんなに依存するような人間じゃなくて。
それに、成龍の浮気に関する報道とかも結構知ってるし、よもや彼にこんだけ幻想抱いてるとは思わなかったんだよね。ま、深層心理なんざ自分じゃわかんねえって言うし、（だったらなおさら他人に分かってたまるかとも思うんだけど）人なんてそんなものだとは思う。
いまだ怖くて、パンフレットの文章類は一切読んでない。しかも、私の大好きな成龍の作品であるにもかかわらず、パンフレットを開いたのすら一度きりだ。
（ドラゴンキングダムなんて、何度見直したことか。だって、リーの笑顔も可愛かったんだもん）
それが、今回はこの有様で。
例えば、小３の頃、はじめて見てしまったバトロワの監督が武さんだったって知ったとき、私は大して失望しなかったし、今でも彼は私の大好きな人物だ。
なのに、だ。なのに、私はある種、成龍に失望している気すらする。程度で言えば、きっとバトロワの方が、惨殺描写という天では群を抜いているはずだ。私はその他のR指定ものを見たことないから、なんともいえないが、比べるものが二つであれば、多分そうなのではないか。
いや、群を抜いているという表現は失敗だった。でも訂正は面倒なのでとばし。
私が成長した所為、だとか、色々理由はあると思う。でも、どうして、ってことがある。
なんで、見たくなくて思わず目を覆ったダニエルの右手首が切り落とされるシーンを、何度も何度も、それも無意識の内にリピートしては、もっともっとと考えて詰めていく？
内臓が腹から零れ出るシーンとかは、普通に声に出して、澪と笑うことが出来た。前のおばさんが訝しげな顔で見てたのすら覚えてる。
思い出しては、不快になるんだ。喉の辺りが、綿で詰まるような不快感。頭蓋骨と背骨との接続部を、ぐっと掴まれている（ただ、ずっと掴まれているだけ）不快感。
血管を逆なでされるような、訳の分からない不快感。いや、不快感というのもおこがましい様な、そんな感覚。
私が、求めていた光景な気がするのに、実際に目にして（いや、アレは現実ではなく、いうなれば幻想のようなものだけど）、涙が僅かに滲んだだけで、流れはしなかった。目元を覆いはしても、じっと目を瞑りはしなかった。ただ、心中で嫌だ嫌だと唱えながら、見るのを辞めなかった。
しかも、たとえ誰の喉が掻っ切られたり銃殺されたり刺殺されたりしようと、私は心中で成龍いやだ、成龍いやだ、ってそればかり繰り返していた。もしかしたらこういうのが成龍に嫌われるところかもしれないと思いつつも、或いはそれでいいかもしれないと思っていた。
彼は、こういうものを作りたいと思っていたのか？こういう、胸骨を砕くような思いをさせてしまうものが、作りたかったのか？
多分、そうじゃない。そうじゃなくて、そういう感情を感じさせてくれる演技をやりたかったんだと思う。でも、すごく心が腐る。なんだか嫌だ。
そうしてまた、彼はシャンハイシリーズの続編もやるらしい。
シリアスもあるけど、すごく楽しい、安心して笑える作品を、やる。
或いは、私自身の危惧かもしれない。
だって、彼は既にアクション引退の宣言をしていてその後、多分監督などに回るのだろうけど、でも、もし俳優をやるとして、今回のようなものばかりやるようになったら。
すごく、恐ろしい気がする。なんだか、すごく嫌だ。
これが、依存でなくてなんといえるだろう。
ただでさえ、新警察故事ですら、酷く悲しかったというのに。
とにかく、あれですね。まあ、所謂ヒーロー像が崩れたというやつですね。
ああ、失礼だとは分かってるんだけど、でも、成龍には、日当の人間でいて欲しいというか。
それだけですよ！
ああ、すっきりした。
池田晶子さんの本とか五輪書とか読みながら、ぐつぐつしてたんで、吐露出来てよかった。
しかしいいね。池田さんは！
以前読んだ本は、やはり中学生向けな分やわらかい書き方してたんだけど、今読んでんのは、皮肉とシュールたっぷりな感じで実に面白い。
そうそう。シュールといえば、そんな成龍映画を見た翌日に、焼き肉食いに行った私ってなんてシュール？
素晴らしいね。自分で言うのもなんだけど。しかも、食いまくったとかちょｗｗｗｗ
そんな東でした！

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