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飛び立たせて仕舞いたいのだろうか、それとも
2008.05.31 Saturday 20:11 | 小説
つい溜め息を吐いた。
遥は、何処か楽しそうに準備を始めるものだから、護は止めるのを躊躇ってしまう。仕方なく上半身を晒して、飛び降りた際についた背中のかすり傷を遥に向けるのだ。
「あっ、護さん! これの何処がかすり傷なんですか!?」
少し成長した少女の指は、相変わらずに細くて冷たい。背に手を置いて傷を眺める遥は、彼女の方が余程痛そうに顔を顰めている。だから嫌なんだ、と護は溜め息を吐く。
傷の上から打撲までしちゃって、血は滲んでるし鬱血はしてるし、もし膿んでたりしたらどうするんです! 語気を強めてそう言うと、遥は手際よく手当をしていく。
最近は世話焼き女房の様な対応の遥にほとほと参っていた。ガキだガキだと言っている間にいつの間にか成長し、しかしし以前の様に懐いたままで、親の様な心境である護にはつい心配ばかりが心を翳める。このままでは、例え彼女を脅かす様な存在が全滅したとしても、彼の後をひょこひょことついて回ることだろう。
「護さん、こっち向いて下さい」
仕方なく遥かに向き合った。遥の指は護の腹に置かれ、傷だらけの脇腹へと滑り降りて傷へと触れる。
痛ましく眉を寄せる遥の表情の細部までは分からない。ただ、自分を責めていることは一目瞭然であった。そう言う所は幼い時からずっと変わらない。雇いものにそれほど気を回す必要などないのだがな、自分の思考に少しだけ傷ついて、そして自嘲した。
何を、俺は残念に思っている? 馬鹿らしい、遥は
その先は心に現れる前に消えている。邪念に掻き消されてしまった。
遥がまだ新しい、治りかけの傷を触れるか触れないかの所でなぞったのだ。びくりと震えてしまう体に思わずサングラスを直す振りをして顔を隠した。
「あの、すみません。痛かった、ですよね……」
気恥ずかしさと悲しみに肩を項垂れる遥はやはりすこし成長しすぎた。流れる髪の間から白い首を晒す姿はあまり人に見せられるものではない。そして自分が見るものでもない、と彼女自身を決して映すことの出来ない瞳を逸らして、重い口を開いた。
「あまり指を動かすな。……くすぐったい」
遥は少しだけ笑って、いつも通りにごめんなさいと謝った。
唐突に未来の話です。
てかこの二人の未来を早くみたい……! しかし護の過去も見たいっ!
という訳でちょっと未来を想像。
きっと何もかも相変わらずで、でも確かに何か違ってるって思うんだろうなあ。主に護さんが、ですよ。
護はそんなに変わらないと思うんですけど。
ほら。遥は成長期ですから!(ぇ
どんどん大人っぽくなってきて、でも相変わらず懐いて来る遥に父親的心境ともっと別の、異性としての心境が混ざりあって、しかもそれに気づかなくて。
ふと、つい遥に手を伸ばしてみたりして、俺はなにをしているんだ、って溜め息でも吐いていてくれればいい。
遥は遥でちょとずつ土方に惚れていって、ドキドキしつつも甘えてるといいいいいいいいいi(ry
ごめんなさい、バグリました(←
最近、なんだかいろいろと何も感じないんですよね。
どうしよう、物書きとしてはあるまじき無感動。
まあ、好きなものについて語り合ったりしてると楽しいんですけど、それも一瞬というか。気づくと何も感じてないと言うか、笑っててもこれ作り笑いだろって自分蔑んだり。
なんだかなあ。
遥は、何処か楽しそうに準備を始めるものだから、護は止めるのを躊躇ってしまう。仕方なく上半身を晒して、飛び降りた際についた背中のかすり傷を遥に向けるのだ。
「あっ、護さん! これの何処がかすり傷なんですか!?」
少し成長した少女の指は、相変わらずに細くて冷たい。背に手を置いて傷を眺める遥は、彼女の方が余程痛そうに顔を顰めている。だから嫌なんだ、と護は溜め息を吐く。
傷の上から打撲までしちゃって、血は滲んでるし鬱血はしてるし、もし膿んでたりしたらどうするんです! 語気を強めてそう言うと、遥は手際よく手当をしていく。
最近は世話焼き女房の様な対応の遥にほとほと参っていた。ガキだガキだと言っている間にいつの間にか成長し、しかしし以前の様に懐いたままで、親の様な心境である護にはつい心配ばかりが心を翳める。このままでは、例え彼女を脅かす様な存在が全滅したとしても、彼の後をひょこひょことついて回ることだろう。
「護さん、こっち向いて下さい」
仕方なく遥かに向き合った。遥の指は護の腹に置かれ、傷だらけの脇腹へと滑り降りて傷へと触れる。
痛ましく眉を寄せる遥の表情の細部までは分からない。ただ、自分を責めていることは一目瞭然であった。そう言う所は幼い時からずっと変わらない。雇いものにそれほど気を回す必要などないのだがな、自分の思考に少しだけ傷ついて、そして自嘲した。
何を、俺は残念に思っている? 馬鹿らしい、遥は
その先は心に現れる前に消えている。邪念に掻き消されてしまった。
遥がまだ新しい、治りかけの傷を触れるか触れないかの所でなぞったのだ。びくりと震えてしまう体に思わずサングラスを直す振りをして顔を隠した。
「あの、すみません。痛かった、ですよね……」
気恥ずかしさと悲しみに肩を項垂れる遥はやはりすこし成長しすぎた。流れる髪の間から白い首を晒す姿はあまり人に見せられるものではない。そして自分が見るものでもない、と彼女自身を決して映すことの出来ない瞳を逸らして、重い口を開いた。
「あまり指を動かすな。……くすぐったい」
遥は少しだけ笑って、いつも通りにごめんなさいと謝った。
唐突に未来の話です。
てかこの二人の未来を早くみたい……! しかし護の過去も見たいっ!
という訳でちょっと未来を想像。
きっと何もかも相変わらずで、でも確かに何か違ってるって思うんだろうなあ。主に護さんが、ですよ。
護はそんなに変わらないと思うんですけど。
ほら。遥は成長期ですから!(ぇ
どんどん大人っぽくなってきて、でも相変わらず懐いて来る遥に父親的心境ともっと別の、異性としての心境が混ざりあって、しかもそれに気づかなくて。
ふと、つい遥に手を伸ばしてみたりして、俺はなにをしているんだ、って溜め息でも吐いていてくれればいい。
遥は遥でちょとずつ土方に惚れていって、ドキドキしつつも甘えてるといいいいいいいいいi(ry
最近、なんだかいろいろと何も感じないんですよね。
どうしよう、物書きとしてはあるまじき無感動。
まあ、好きなものについて語り合ったりしてると楽しいんですけど、それも一瞬というか。気づくと何も感じてないと言うか、笑っててもこれ作り笑いだろって自分蔑んだり。
なんだかなあ。
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